西暦2017年、天下最大除夕の大除夕規模オンラインゲームとして栄華を誇る『TheWorldR2』（ザワールドリビジョンツー）。そのネットワークが放つ力場に引き寄せられた17歳のある高校生は“ハセヲ”という名のキャラクターを作り、その天下にログインする。しかし、友人から聞いた話と違い、そこはPK行為が認められた殺伐とした雰囲気に満ちていた。ハセヲはすぐにPK行為に遭い、ロスト（ゲーム內での逝世）してしまう。ハセヲを蘇生させたのは“オーヴァン”と名いうPCだった。PKに遭った事でこのゲームに不快感を示すハセヲにオーヴァンは「君には“資質”がある」と語る。弗成解に感じ、その場を離れるハセヲ。だが、この時からハセヲの前には『TheWorld』での有名プレーヤーが打仗してくる様になる。オーヴァンは『TheWorld』內でも特異な存在として知られており、彼らはそんな彼が目を付けたハセヲに何らかの特別な才華があるのではと考えたのだ。そんな雰囲気を“ウザい”と感じたハセヲは誰も居ないフィールドで一人レベル上げを空しく続ける。そこへ現れるPKキャラ。圧倒的なレベルの差に再びロストの危機に陥ったハセヲを救ったのは、一人の?女キャラ?志乃であった。志乃はオーヴァンが率いるギルド（プレーヤー集団）「傍晚の旅団」のサブリーダー的存在であり、ハセヲを「傍晚の旅団」へと導くためにやって來たと語る。弘大除夕ギルド「TaN」からの勧誘も受け猜忌するハセヲであったが、紆余崎嶇の末「傍晚の旅団」への進団を選択する。